まだ研究者人生の余韻が残るこの頃ですが、出来事があったら報告したいと思います。
「もと理系の視点から見る地球温暖化問題とひとの対応」、千葉大学公正型社会研究主催 第2回国際温暖化対策研究会 2023年7月3日
「初級技術者のための地下水講座-地下水概説-1.地下水の理論と実際」、一般社団法人地下水技術協会 一般社団法人日本さく井協会基礎知識講習会 2023年6月30日
「地域で安心して暮らすための災害の知識」、日本老年看護学会第28回学術集会(オンデマンド講演)、2023年6月16-18日
隠者文学の代表とされる“方丈記”で有名な鴨長明ですが、なんだか自分に似ているような気がします。私も人生終盤は隠者として暮らしたいと思っていますが、隠者はけっして隠遁者ではなく、この世の有り様を外側から観察し、あれこれ評論するひとではないか。あれこれ言いつつ実践することはないのですが、自分は少しは現場で実践をやってみたいと思うのです。だから、鴨長明とはちょっと違う“ニュー隠者”になると、最終講義ではほざいてしまいました。実行せねばなりません。
「口は災いの門」は近藤のガス抜きの場でしたが、暮らしの必需品だったようで復活させることにしました。定年後はあまりガスを抜く必要もなくなりましたが、弱音を吐いたり、備忘録をつけたり、老人固有の思い込みをつぶやく場としてストレス解消に役立てたいと思います。
2004年頃から2023年3月の間に書きためた「口は災いの門」のアーカイブをここに置きます。あるとき、“自分が正しいからおまえは間違っている”ということを根拠にして、個人の考え方に干渉されるという出来事があり、ならば自分の考え方を発信しようと思って書き始めた短文もかなりの数になりました。自分の考え方を整理したり、備忘録として作文時にとても役に立ちましたが、散文を自分の趣味として自覚するようになり、ストレス解消にも役立ちました。人にはいろいろな考え方があり、それはすべて尊重されなければなりません。普遍性よりも個別性が尊重される社会が暮らしやすい社会の条件ではないだろうか。ここに書いたことは近藤の考え方であり、発見して頂ければ喜びですし、そっと読んで頂ければ満足です。人の考え方はその人が関係性を持つ範囲における相互作用で形成されます。それを意識世界と名付けました。人に対しては意識世界を想像しながら価値観の理解に努め、自分の意識世界は拡張していきたいと思います。