人間活動と物質循環Ⅰ(大気と水の循環)
-水文学入門-

担当:近藤昭彦

【第1回】地球上の水の分布・循環・変動
【第2回】地表面における水とエネルギーの分配
【第3回】土壌水の不思議
【第4回】地下水の遙かな旅路
【第5回】台地と谷津-水循環と地形の相互作用
【第6回】川と人間
【第7回】雨水が川になるまで
【第8回】森林の役割
【第9回】水にラベルをつける-環境同位体水文学
【第10回】特定地域の水文学 湿潤地域
【第11回】特定地域の水文学 乾燥地域
【第12回】水に係わる環境問題-閉鎖性水域の水環境問題
【第13回】災害と水循環Ⅰ-水害
【第14回】災害と水循環Ⅱ-土砂災害
【第15回】水循環の健全化をめざして

【第1回】地球上の水の分布・循環・変動

講義資料(PDF)

いろいろなことを話しました。スライドの最後まで到達できませんでしたが、まずは一通り読んで、わからないことがあったら質問をください。

【第2回】地表面における水とエネルギーの分配

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外のペデストリアンに出て、日の光を浴びてください。暖かいでしょう。そもまま水辺の橋をわたり、草原に移動しましょう。気温は変わりましたか。わからなかったらしゃがんでみましょう。 少し涼しく感じると思います。それは、地表面に到達した太陽の光が空気、地面、蒸発に使われる割合が変わるからです。これを熱収支といいます。
いろいろな地表面の熱収支の違いがその場所の気候を創り出します。場所が集まって地域ができ、地域が集まって世界ができます。世界の気候もひとが暮らす様々な場所の熱収支の集まりで形成されます。身近な場所の理解から世界が見えます。

【第3回】土壌水の不思議

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あまりにも身近で、気にしたことはなかったかも知れません。土壌の中の水の動きは実は不思議。特に毛管水帯の性質は勉強しておくと役に立ちます。古墳の中の遺物はなぜ千年以上も保たれたのか。雨の後、地下水面が上がっても、それは降雨前からそこにあった水です。水分子の実質的な動きと、見かけの動きは大分異なります。少し難しいかも知れませんが、その時は質問してください。
地面に穴を掘り、たくさんの穴を空けた箱を埋めます。おっと、雨が降ってきました。雨水が浸透していきます。さて、箱の中に水は溜まるでしょうか。

【第4回】地下水の遙かなる旅路(5月2日)

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 地下水に対するイメージをバージョンアップできたでしょうか。目に見えない水であるがゆえに、その価値を保つ営みを疎かにしてしまった水といえるのではないでしょうか。地下水循環の性質を知り、保全しながら恵みを最大限に受け取れる社会を築きたいと思います。

【第5回】台地と谷津-水循環と地形の相互作用(5月9日)

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 突然の休講でご迷惑をおかけいたしました。突然発熱しましたが、抗原検査もPCRも全て陰性。抗生剤を服用して回復しました。COVID-19ではありませんでしたが、コロナ禍のなかで発熱した人の気持ちがよくわかりました。後で補講を計画したいと思います。

【第6回】川と人間(5月16日、23日)

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 川との関係性を保つこと、それがこれからの時代の暮らしにとって大切なことだと思います。これからの時代とは高度成長から低成長、そして成熟に向かう時代です。力尽くで川を支配することはこれからの時代のやり方ではないと思います。川との関係性を保ち、共に生きる暮らしをめざす時代がやってきたと思います。

 流域治水に関する情報


【第7話】雨水が川になるまで(5月23日)

講義資料(PDF)

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