令和元年度千葉地理学会研究大会

研究大会・総会次第

講演資料

 災害(ディザスター)は地域で発生します。外力(ハザード)に対する普遍的な知識があっても、地域には様々な特徴、土地条件があるため、地域によって人の災害に対する対応のあり方は異なってくるはずです。それは研究者が導くことではなく、地域で創り出す智慧なのではないでしょうか。今回は詳細な調査は行っていないのですが、これまでの千葉県の地理に関する知識、経験に基づいて話をさせて頂きました。私の話したことの検証は地域ごとにできれば良いと思います。そこに地理教育が関わる意味があります。また、知識、経験にあふれるシニア世代が市民として活躍を始めています。これからは市民が主役の市民科学が地域の安全・安心を創りあげる原動力になるのではないでしょうか。