千葉県における災害-地理学の観点から-

近藤昭彦


講演資料

災害の事後と事前の間の平穏期にこそ、人と自然の関係性を良好に保つことを心がけたい。そのためには今住んでいる場所を"ふるさと"と考えよう。誇りを持ち、様々な関係性の中で暮らせる自らの土地である。ふるさとの土地の性質を知り、ふるさとにおける災害の履歴を知り、伝えることができるようになろう。離れた地域で災害が起きたときは、学びの機会と考え、ふるさとを顧みよう。もちろん可能な支援を心がけたいが、"無財の七施"でもよい。関係性の持ち方もいろいろある。そうすれば、ふるさとで誇りをもって、安心して暮らせることができるだろう。

講演で使った資料・URL、ほか

ぜひとも一度開いて試してください。災害に関する情報はいまや ネット上にたくさんあります。進んでアクセスすれば、たくさんの情報を得ることができます。2022年度から高校で「地理総合」が必修化されましたが、指導要領のなかでも災害は重視されています。高校生はみな災害に関わる基礎知識を学ぶことになりました。大人も遅れないようにしましょう。ここで紹介したページ以外にもたくさんあります。

 質問は kondoh(at)faculty.chiba-u.jp まで