東邦大学理学部公開講座と第2回印旛沼流域圏交流会

2014年7月21日(祝)に、東邦大学(習志野市)において標記の2つの会が行われました。東邦大学の西廣先生・鏡味先生が、大学の公開講座の終了後に交流会を続けて開催できるように、ご配慮くださり、うれしいことに公開講座のテーマも「生き物の目からみた湖沼 ~印旛沼は健全か ~」と設定してくださったのです。

【東邦大学理学部公開講座】
「生き物の目からみた湖沼 ~印旛沼は健全か ~」というテーマで3題の講演がありました。

湖沼の健全性の考え方(国立環境研究所 高村典子先生)

Q. 評価軸の種類には、どんなものがあるか?
A. 種数、希少種数、絶滅したものの数、など。

印旛沼での水草の消失と復活(東邦大学 西廣淳先生)

印旛沼において異常繁茂する水草オニビシの機能(東邦大学 鏡味(かがみ)麻衣子先生)

Q. オニビシのバイオマスは測っているか?回帰・分解は?被度は?
A. 窒素やリンの含有量は分析している。分解は速いかも。被度は100%。水面だけでなく、水 中も茎と水中根でほとんど埋まっている。
Q. オニビシはいつ頃刈り取ればいいのか?
A. 刈り取り方も、目的によって異なる。繁茂を抑えるためだったら種子ができる前。水中の溶存酸素を減らさないためだったら夏の前。生きもののためだったら冬の前に刈るのが良い。

<コメント>

公開講座の参加者は約230名。

異例の来場者数だったそうです。
3つの講演に対して,予定時間を超える 活発な質疑・意見交換がありました。


【第2回印旛沼流域圏交流会】

公開講座の終了後に同じ会場で開かれました。

公開講座に参加した京都大学の奥田昇先生,滋賀県立大学の伴修平先生が交流会にも参加してくださいました。

印旛沼と印旛沼流域水循環健全化会議の概要と課題について小倉が話題提供した後、奥田昇先生(京大)、伴修平先生(滋賀県立大)を交え、琵琶湖でのご研究の紹介、流域ガバナンスについてのコメント、琵琶湖における市民の関わりなどをお話ししていただきました。

意見交換では、次のような発言がありました。

交流会の後は、鏡味先生や学生さんが準備してくださった学内の別の会場で、懇親会を行いました。懇親会では、飲み物が加わったこともあって、意見交換の続きをなごやかに、熱く、楽しく、語り合いました。

公開講座・交流会に参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。また、とてもお忙しい中を、公開講座から懇親会までお世話くださった西廣先生・鏡味先生に心から感謝いたします。

(小倉久子 記)